「他にはない珍しいものをつくりたい」―美大生作家グループあおぞら市~ソライロにムチュウ!~ 中野ゆかり


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中野 ゆかり

京都精華大学デザイン学部グラフィックデザインコース2回生。淡路島出身。2014年に精華大学の有志で手づくり作家グループ「あおぞら市~ソライロにムチュウ!~」を結成し、大学の学園祭などを中心に出店している。

取材日当日、中野さんがシャツの胸につけてこられたのは……なんと「ホウレンソウ」の刺繍が入ったブローチ! 「愛用しすぎてぼろぼろになっちゃいました」と笑う中野さんがつくるのは、「お野菜ブローチ」や「お野菜ノート」など、野菜をモチーフにした雑貨たち。なぜ野菜なのか? そして、その魅力とは? 気になるあれこれを取材しました。

 

わたしたち、ものづくりにムチュウ!

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ホウレンソウブローチ。タッセルも刺繍糸で手づくり。

 

―「あおぞら市~ソライロにムチュウ!~」はどんな団体ですか?

 

中野 京都精華大学生9人のグループです。私は2014年から「河和田アートキャンプ」という福井県鯖江市で地域づくりをする活動に参加しているのですが、その参加者の中で雑貨をつくるのが好きな子たちと「みんなで手づくりのもの売ろうよ!」と盛り上がったのをきっかけに結成しました。まだ学園祭や「Chapter0」という関西の美大、芸大の合同新歓イベントでしか出店していないので、これからは京都の手づくり市にも出店していきたいと思っています。

 

―中野さんも「あおぞら市~ソライロにムチュウ!~」に参加する前から雑貨をつくっていたのですか?

 

中野 家族みんなものづくりが好きだったこともあって、私も小さい頃から裁縫をやっていました。保育園のときにはもう針を触っていたような……(笑)。自分のカバンに手づくりのキーホルダーを付けていて、それを友達にもよくつくってあげていました。今でも友達にはいろいろなものをつくっていますね。あまりつくったことがないものでも、友達のためならやる気が出るんです。

 

作品につながる故郷・淡路島での思い出

03(これだけサイズがちょっと違います、ごめんなさい)

お野菜ブローチたち。並べたときにきれいに見える色づかいを心掛けているのだそう。

 

―なぜ、野菜モチーフのものをつくっているのですか?

 

中野 他にはない珍しいものをつくりたいと思ったとき、野菜が雑貨になって身近に置けたり身に着けられたりしたらかわいいなぁと思ったんです。もちろん野菜を食べるのもすごく好きです! 実家が淡路島の田舎なのですが、昔から畑でとれた野菜をたくさん食べて育ったので、そういう思い出が野菜雑貨に繋がったのかもしれないですね。地元も大好きで、将来は地元に戻りたいとずっと思っています。

 

―お野菜雑貨をつくるときのこだわりは?

 

中野 相手のことを思いながらつくるというのを、自分の中でとても大事にしています。買ってくれた人が笑顔になって、嬉しそうに身に着けてくれるのを想像すると、「よし、可愛いものをつくろう!」と頑張れるんです。

それから、私は大学でグラフィックデザインを専攻していて装飾やパッケージに興味があるので、自分の作品の見せ方にもこだわっています。台紙はクラフト紙にしようとか、袋は野菜っぽく見えるようにナイロン袋にしようとか、字はこう入れようとか考えるのがすごく楽しくて……。「あおぞら市」の他のメンバーもみんなそれぞれにこだわりがある子たちなので、刺激になります!

 

―これからはどんなものをつくっていきたいですか?

 

中野 自分の作品をどんどん増やしていきたくて、特にピアスや指輪のようなアクセサリーをつくってみたいです。野菜のアクセサリーって珍しいし、小さい箱なんかにいっぱい入っていたら可愛いですよね。

 

(テキスト:日下千夏)

 

■あおぞら市~ソライロにムチュウ!~

Twitter:https://twitter.com/_aozoraichi

 

■出町市場Um!「おいしいブローチ」@Deまち

7月25日(土)〜26日(日)10:00〜17:00

URL:http://ichiba.napoletano-kyoto.com/

※「出町市場Um!」の当日は、「あおぞら市~ソライロにムチュウ!~」のメンバーと合同でブースを出店されます。

 


2015-07-24 | Posted in インタビューComments Closed 

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